飲食店用レンタルおしぼりの料金相場と業者一覧
飲食店を運営するうえで欠かすことのできない、おしぼり。
飲食店でおしぼりをコンスタントに提供するために、レンタルやリースといった方法を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はおしぼりのレンタルやリースについて、料金相場や業者の一覧と選び方をご紹介いたします。他にも、新たな選択肢として「使い捨ておしぼり」についてもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事で「紙おしぼり」と表記している箇所に関しては、紙(不織布)おしぼりと読み替えてください。
レンタルおしぼりの料金相場
飲食店向けレンタルおしぼりの料金は、使用量(本数)に応じた月額固定制の契約が一般的です。(※上限を超える場合は追加料金が発生します)
例えば、月間使用量500本までの場合は6,000〜9,000円、月間使用量1,000本までの場合は9,000〜14,000円が金額の目安となります。厚生労働省の調査結果から計算すると、おしぼりの月間平均使用量は約4,500本※となりますので、費用としては9,000~14,000円/月を想定しておくとよいでしょう。なお平均客数は立地や地域でも変動するため、より詳細な数字が知りたい方は下記厚生労働省の資料をご確認ください。
(※飲食店1施設あたりの平均客数183人、月間営業日数を25日と仮定した場合。183(人)×25(日)=約4,500本)
参考:厚生労働省医薬・生活衛生局「飲食店営業(一般食堂)の実態と経営改善の方策」
また、布おしぼりのレンタル料金については下記の記事でもくわしく解説をしておりますので、ぜひ参考にご覧ください。
■関連記事:布おしぼりのレンタル料金はいくら?各社の料金比較と種類ごとの値段を紹介
おしぼりのレンタル・リース会社・業者一覧
飲食店向けレンタルおしぼりを取り扱っている会社・業者を下記の表にまとめました。
レンタルおしぼりは回収・配達を定期的に行うため、工場の近隣地域が提供地域となります。飲食店を構える地域ごとに、「レンタルおしぼり ○○(地域名)」でインターネットで検索することもできますので、参考にしてみてください。
会社名 |
対応地域 |
東京 |
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関東全域 |
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東京・千葉・埼玉・神奈川 |
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愛知・三重・岐阜など |
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大阪・京都 |
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中国地方中心 |
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静岡 |
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千葉・東京・茨城 |
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東京23区、さいたま市、蕨市、戸田市、川口市 |
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宮城県中央部・山形県東部 |
※リース料金は各社にお問い合わせください
レンタルおしぼりは、業者によっては抗菌・抗ウイルス性能のあるおしぼりや色付きのおしぼり、タオルウォーマーを貸し出していたりと、サービスはさまざまです。
自身のお店で提供したいおもてなしに合わせて、おしぼりの品質にもこだわってみるとよいでしょう。
レンタルだけでなく、使い捨てという選択肢
ここまで飲食店向けレンタルおしぼりについて解説をしてきましたが、おしぼりにはレンタルだけでなく、使い捨ておしぼりという選択肢もあります。
レンタルおしぼりは事前に一ヶ月あたりの使用量を決めて契約をするものですが、オープンしたての店舗など、どれくらいの数量のおしぼりが必要になるのか、見当がつかない場合も少なくないでしょう。
その点、使い捨ておしぼりであれば買い切りであるため、足りなくなれば随時買い足すことができるうえ、使わなかった分はそのまま予備として保管しておくこともできます。
レンタルおしぼりと使い捨ておしぼり、どちらも飲食店のおしぼりとしては使いやすいものですが、ここからは具体的にそれぞれのメリット・デメリットを比較していきましょう。
レンタルおしぼりのメリット・デメリット
まずはレンタルおしぼりのメリットとデメリットを見ていきます。レンタルおしぼりは、そのほとんどが布おしぼりを使用していることから、次のような特徴があります。
<メリット>
- 使い心地がよい
- 高級感を演出できる
- 季節に合わせて温冷調整ができる
<デメリット>
- 管理に手間がかかる
- 使わなくても料金が発生する
- 使用期限があり無駄がでやすい
- 繰り返しの使用により衛生面が気になる場合がある
レンタルおしぼり(布おしぼり)は使い心地がよく高級感を演出できる反面、管理の手間や無駄が出やすい点がネックとなりがちです。また洗浄しているとはいえ、繰り返しの使用により衛生面が気になることも。特にコロナ禍以降はお客様の衛生観念が以前よりも高まっているため、配慮が必要となるでしょう。
使い捨ておしぼりのメリット・デメリット
一方で、使い捨ておしぼりのメリットとデメリットは次のとおりです。
<メリット>
- 低コスト
- 使用期限が長く無駄がでにくい
- 管理がしやすい
- 衛生的で安心感がある
<デメリット>
- 素材によっては破れやすく扱いにくい
- 安っぽい印象を与えることがある
使い捨ておしぼりは低コストや管理のしやすさ、衛生面が大きなメリットである反面、素材によっては破れやすく使い勝手が悪くなってしまったり、安っぽい印象を与えてしまったりすることが心配な点です。
飲食店のおしぼりにはSAWANNAという選択肢も
レンタルおしぼりでは管理の手間や無駄のでやすさがあり、また使い捨ておしぼりでは破れやすさや安っぽい印象を与える場合があるというデメリットがありました。
そこでレンタルおしぼりと使い捨ておしぼりのデメリットを解消する製品として、「SAWANNA(サワンナ)」という選択肢があります。
SAWANNAは使い捨ての紙おしぼり自動供給機です。ここからはSAWANNAの特徴を見ていきましょう。
高級感のある厚手のおしぼり
使い捨ておしぼりでは、安価なものは破れやすく、安っぽい印象を与えてしまうことが懸念されていました。そのため使い勝手や相手に与える印象からレンタルおしぼりを選ぶ方も少なくないと思います。
しかしSAWANNAのおしぼりは高級感のある厚手のおしぼりです。簡単には破れにくく、安っぽい印象を与えることはありません。本体の形状も洗練されており、高級感を求める店舗でも導入しやすいでしょう。
またウェットロールタイプではノンアルコール除菌液が使用されていて衛生面で安心感があるほか、ドライロールタイプではお好みの薬液を使用することができるため、香り付けなどでおもてなしの心を表現することも可能です。
コスト削減につながる
レンタルおしぼりでは月額固定制で、使用量が少なかった月でも一定額のコストがかかってしまうことがデメリットでした。また使い捨ておしぼりでも、お客様に一度提供したものは未使用でも廃棄せざるを得ず、無駄がでてしまうのがネックです。
しかしSAWANNAは、お客様が使用したいタイミングで1枚ずつおしぼりが供給されるため、余分な廃棄おしぼりが出ることがありません。そのためおしぼりのコスト削減につながります。
従業員の負担軽減につながる
SAWANNAはお客様が手をかざすことで必要な時に1枚ずつおしぼりが供給される仕組みのため、おしぼりのセルフサービス化が実現できます。そのため、テーブルセッティングの際におしぼりを人数分セッティングするという手間が削減できます。
また、従来の使い捨ておしぼりでは個包装のごみが風に舞って床に落ちやすく、従業員が腰を屈めて拾わなければならないというのも、積み重なれば大きな負担となってしまっていました。
その点SAWANNAでは、個包装のごみが発生しないため、従業員の負担軽減に貢献できるのもメリットの一つです。
プラスチックごみを出さない
2022年4月にプラスチック新法が施行されたことにより、飲食店でもプラスチックごみの削減がいっそう急務となりました。
おしぼりの個包装は制限の対象ではないものの、プラスチックごみが出てしまうという点では事業者側もお客様側も気になるところでしょう。
その点、包装袋のないSAWANNAを活用することで脱プラスチックに貢献できるうえ、脱プラスチックに配慮している企業だというアピールをすることができ、イメージ向上にもつながります。
まとめ
この記事では飲食店のレンタルおしぼりについて料金や業者の解説をはじめ、レンタルおしぼりと使い捨ておしぼりの比較も行いました。
レンタルおしぼりにも使い捨ておしぼりにもメリット・デメリットがあり、どちらを導入するのか頭を悩ませている飲食店オーナーの方も少なくないでしょう。
そのような中、SAWANNAという選択肢はレンタルおしぼりの良さと使い捨ておしぼりの良さを兼ね備えたおしぼりとして、新たな選択肢とする価値があると思います。
レンタルおしぼりの利用を迷っている皆様、ぜひSAWANNAも選択肢のひとつとして考えてみてください。